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「長幼の序」の再発見

[2026.04.09]

個人的なことですが、先日、台湾に旅行に行ってきました。日本においては、先の大戦後、徐々に「長幼の序」は崩れてゆき、親子関係でさえも「友人関係」のように変化している昨今ですが、台湾においては、日本よりも「長幼の序」が残存していることが随所に垣間見られました。例えば、台湾のMRT(地下鉄)では、日本と同じように、「優先席」が用意されていますが、満員状態であっても空席であるか、或いはたまたま空席で若者が座っていても、高齢者が乗車すると、例外なくさっと席を離れる姿がしばしば見られました。日本では、優先席に座を占める若者が寝たふりをしたり、携帯電話のゲームに夢中になって傍若無人にふるまう場合が多いのとは対照的でした。かくいう私も白髪交じりの頭となり、まだまだ若いつもりでしたが、台湾で初めて、「席を譲られる」経験をしました。かの地で秋霜を憂う、唐の詩人李白の詩を思い起こした次第です。

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